非エンジニアの僕がClaude Codeで点滴計算ツールを作った話
夜勤中に「この滴下数、合ってるかな」と手が止まったことがある人なら、たぶん共感してもらえる。僕はAIに頼んで、点滴の滴下計算ツールを自分で作った。プログラミング経験はゼロ。「困りごとをAIに話しかけただけ」で、実際に現場で使えるものができた。
01きっかけは夜勤中の小さなストレス
きっかけは単純だった。輸液セットの規格(20滴/mL・60滴/mLなど)によって計算式が変わるので、忙しい夜勤中に暗算や早見表で確認するのが地味にストレスだった。あるとき「これ、AIに作らせたら早いのでは」と思いつき、Claudeに頼んでみた。
結果は拍子抜けするほど早かった。数値を入れると1分あたりの滴下数が即座に表示されるツールが、その日のうちにHTML1本の形で出来上がった。ダーク系の見やすいデザインで、滴下のアニメーションまでついている。無料で公開し、今も誰でも使える状態にしてある。
02順調だった点滴ツール、丸一日ハマったCPRメトロノーム
ただし、順調だったのは点滴ツールの方だけだ。同じ時期に作っていたCPR(胸骨圧迫)メトロノームでは、「音が鳴らない」というトラブルに丸一日付き合うことになった。iPhoneは「動画の音」と「効果音」を区別していて、マナーモード中は後者を強制的に消す仕様がある。この壁に気づくまで、直しては鳴らず、直しては鳴らずを4回繰り返した。
最終的な答えは「navigator.audioSession = "playback"」という、たった1行の宣言を加えることだった。この1行が「この音は動画・音楽扱いにしてください」とiPhoneに伝える公式なスイッチで、それを入れた瞬間にあっさり解決した。
03直したのは1箇所、数分で終わった
点滴ツール自体にも、後日ひとつだけ手直しをした。「1.5時間や2.5時間など、小数の投与時間を入れたい」という要望に対応したときのことだ。原因を調べると、計算式はすでに小数に対応済みで、入力欄が「小数点を打てないキーボード設定」になっていただけだった。直したのは1箇所、数分で終わった。
04非エンジニアでも「動くもの」は作れる
振り返って思うのは、AIとのツール作りは「一発でうまくいく」ことも「地味にハマる」こともある、という当たり前の現実だ。ただし、非エンジニアの僕でも、現場の小さな困りごとを実際に動くものに変えられた。それは間違いなく事実として残る。