AIニュースサイトを作っても検索に載らない? Search Consoleを見て分かったこと
検索に載らない記事があるとき、まず確認するべきなのは「未登録ページの数」ではありません。そこに表示されているURLが、何のためのページなのかを見ることです。
SynapseのSearch Consoleを確認したところ、登録済みは666ページ、未登録は363ページでした。数字だけを見ると、かなり多くのページが検索から外れているように見えます。
ところが、未登録ページの一覧を開くと、別の問題が見えてきました。
163ページが「クロール済み・インデックス未登録」だった
未登録363ページの内訳は、次のとおりです。
- 代替ページ(canonicalあり): 133ページ
- noindex指定: 1ページ
- 404ページ: 1ページ
- クロール済み・インデックス未登録: 163ページ
- 検出・インデックス未登録: 65ページ
この中で、最初に気になったのは163ページです。
「Googleはページを読んだのに、検索結果には載せていない」という意味だからです。記事の内容が薄いのか、似た記事が多いのか。最初はそう考えました。
しかし、一覧を開いてURLを確認すると、少し意外なものが混ざっていました。
未登録ページの中には記事ではないURLもある
表示された10件の例では、6件が記事ページではなく、次のようなURLでした。
/articles/2026-08-26-6/opengraph-image
これは記事本文ではありません。Xなどで記事を共有するときに表示するOG画像です。
記事ページには、SNS共有用の画像URLが設定されています。そのため、Googleがサイトを巡回すると、記事本文だけでなくOG画像も見つけます。
Search Consoleでは、こうした画像URLもクロール状況の一覧に表示されます。
つまり、未登録163ページのすべてが「記事なのに検索に載らない」という意味ではありません。画像用のURLが含まれていたため、数字が大きく見えていました。
Search Consoleの数字だけでは原因は分からない
Search Consoleの数字は、問題を見つける入口です。
「未登録が363ページある」と表示されても、その中にはcanonicalによって整理されているページ、画像、意図した404ページなどが含まれます。
数字を見た直後に、記事の質が低いと判断するのは早すぎます。先にURLを数件開いて、記事ページなのか、画像なのか、不要なページなのかを確認する必要があります。
今回の確認では、画像URLがまとまって表示されていました。
OG画像には検索結果へ載せない指定を追加した
今回、記事別OG画像のレスポンスに、次の指定を追加しました。
X-Robots-Tag: noindex
これは、画像自体をGoogleの検索結果に載せないための指定です。SNS共有用の画像URLは維持していますが、画像検索からの流入も抑えることになります。記事本文の検索順位を上げる設定ではありません。
この変更は2026年9月11日に本番へ反映しました。ただし、Search Consoleの数字がすぐに変わるわけではありません。Googleが再びURLを確認するまで、しばらく時間がかかります。
再クロール後も「noindexによって除外」という分類に移るだけで、未登録の総数が減らない場合があります。数が減ったかだけで、改善の成否は判断できません。設定の意味はGoogleの公式資料で確認できます。
それでも実記事の確認は必要
確認できたのは、未登録URLの一部がOG画像だったことです。画像URLが記事の検索流入の少なさを引き起こしたかは、確認できていません。
Search Consoleに表示された実記事URLについては、今後も確認が必要です。記事の内容が十分か、他の記事と似すぎていないか、関連する記事からリンクされているかを見ていきます。
Synapseでは、AIがニュースを集めて要約するだけでなく、一次情報、事実、AIによる解釈を分けることを意識しています。それでも、検索サイトとして評価されるには、運営者自身の経験や判断が伝わる記事も必要です。
今回の確認で分かったのは、検索に載らないときに必要なのは、記事を増やすことだけではないということでした。
まずURLの役割を確認する。
そのうえで、本当に評価されていない記事だけを見直す。
Search Consoleの数字は、そこまで調べて初めて意味を持ちます。